自分専用

今日の当地は暖かく、過ごし易い1日でした。そちらは如何でしたか。
先日、自分専用と書いたのですが、誤解されると良くないので補足をさせていただきます。
私がこの自分専用に拘りを初めて抱いたのは遥か、ずうっと昔。持っているから良いじゃないかと言われても、やはり欲しくて堪りませんでした。それを持って川へ行き、ゴム紐を引き絞り引き金に掛けて、水中のやでを探して一旦顔を上げてまた狙う。そしてやでを目掛けて引き金を引く訳です。ちゃんと音がして首尾良く、やでに命中。このちゃんと言う道具ですが、自分専用ではなかったのです。正確には兄の予備と言う物でした。実際は殆ど私が使う物でしたが、所謂お下がりです。次男坊の辛い処です。
自分専用ちゃんが欲しい。当然、お小遣いを貯めて手に入れようと考えた訳です。至って当たり前の展開です。が、こういう意見と言うか、たしなみが在るわけです。勿体無い。はい、それはそうです。物が現実に有るわけですから、これもまた、至って当たり前の展開で、別の物を買え。こうなりまして雑貨屋だか釣具屋だか明確な区別の無いお店であれこれと物色する訳です。しかし、他の物に目が行く訳など無く、何も買わずに家に帰るのでした。
それでもチャンスは巡って来ました。壊れたのですね。新しいちゃんを買うなら今だと。考えたのですが、時代はカナツキでした。ちゃんは極、限られた機会にしか使わなくなっていました。で、やっぱり勿体無いと。これは自分で判断したので悔しさも未練も感じる事はありませんでした。
ではカナツキはと言うと、やはり兄の、いや正確には父から兄、そして私へと代々引き継がれてきた、所謂お下がりです(笑)。
まあ、そんな事を経て今に至る訳ですが、思い起こせばあれはあれで良かったのだと思います。すいません、上手く説明出来ませんでした。