最終日

今度こそ(笑)今年最後の釣行です。
朝から向かった先はいつものN川支流O川。よくも飽きずに通います。釣行の八割はここです。
欲深い釣り人も今日だけは釣果には余りこだわらずに、秋の渓を楽しみたいと思います。
先ずは尺上バラシポイント。釣果にこだわっている?可能性が有れば掛けなければなりません。
渓に降りてみれば、足跡がくっきり。早起きが居たものです。今日の釣果は期待しない方が良いみたいです。
とりあえずキャスト。無反応な尺上バラシポイントに見切りを付けて、さて。上か下か。暫し考えて下へ。しばらくはポイントらしいポイントは有りませんのでフックをバットガイドに止めて歩きます。五分程歩くと良さげなポイント。キャスト、キャスト、キャスト。バイト。バラシ。くっ、数少ないチャンスを。気を取り直して更に下ります。大きな淵で流心を横切る様に泳がします。二度、三度と少しずつコースを変えて泳がしてもノーバイト。ふう。ところが、三度目をピックアップする寸前に足元の岩から黒い影。引きを楽しむ間も無く釣れてしまいました。26センチの良型。良いんです。とりあえずボウズを免れましたから。場所を変えます。
渓を眺めながらジムニーを走らせて行くと道端に見慣れない四駆が一台。県外ナンバー。下を見ると年配のルアーマンが二人。ミノーを投げています。そこは居ないんだけどな。それに遡行が大変。教えてあげようかな。こちらを見ないかと思って暫し眺めていました。あれ。釣れてる。車を走らせます。しばらく走らせて入渓。
尺ポイントです。
最終日だけあって人が多いので反応が悪ければ直ぐに上がらなければなりませんね。キャスト。いきなりの追いを確認。良し。良いかも。
その後はウンともスンとも。ノーバイト。終点に到着。正真正銘、尺ポイントですが諦め気味。キャスト。もぞもぞ。合わせ。じじじじじじ。でかいかも。プラス2ノッチ。じ、じ、じ。魚体を確認。尺丁度位です。無事にネットイン。良かったあ。尺です。るんるん。ところが、魚の口からベリーフックを外してネットに絡んだテールフックを外してる隙にあろう事か逃亡。待ってえ。写真だけでも撮らせてえ。待ってくれませんでした。場所を変えます。
悶々とジムニーを走らせて行くと、また見慣れない車が。今日は多いですね。急ぎ、上流に向かいますが、また一台。仕方ない。上流を目指します。
車止めにも有るのでは仕方有りません。下流に戻り入渓点を探します。先程の県外ナンバーの四駆が移動していました。暫し考え、彼等の車から二キロ程下流から入ります。かなり不安ですが、まあ良いや。尺も釣れてるし。何とかなるさ。
甘かったですね。彼等は車を上流に止めて二キロ下流から入っていました。余りの反応の無さに釣りはそこそこ、ひたすらに歩いて行くと追い付きました。話しを聞くと、まずまずの釣果だと。良かったですね。二人共バンブーロッドです。何故かリールはステラ。余計な一言。似合いませんよ。
暫し談義の後、彼等のご好意で一匹でしたが釣らせて頂きました。ありがとうございます。
さてと、あと少しだけやれます。思案しながらジムニーを走らせます。残りは多分三十分位。ギリギリまで投げていたい。大場所が良い。入りました。ルアーを結び直してプールの隅から丁寧に探ります。つい先日の様に小さなサイズでも構わない。今一度だけ。キャスト、バイト。良しっ。巻き巻き巻き。バラシ。うーん。残念。結構な型。一旦、道に上がり、また降ります。朝に良型が釣れた淵を下流側から釣ります。あと十分位か。何か虫が飛んでいました。ハッチです。ライズが始まる前に釣れないか。対岸ギリギリにキャスト。流心で一旦ルアーを止めた瞬間、ガンッ。乗らなかった。かなりの型。尺は確実か。
また来年。