考察ドラグシステムその2

渓流で常々考えている事が有ります。大きいのは居ないのか。こればっかり。
ドラグシステムを考えてみました。数字とフィーリングですが、どちらを信じるのか。先日の話しの様に小さなトルクで滑り出す事は大切な要素だと思います。が、それだけでは良いドラグとはならないですね。一番大切な事は釣り人が決める事だと思います。
実は先日、ドラグを弄り過ぎてしまい、わけが解らなくなりました。で、適当に組んだ所、純正に輪を掛けた様な唐突な滑り出しから一気に出ると言う、とんでもないドラグが出来上がったのです。またそれをわざわざ渓に持ち込みました。何がしたかったのか。テストですね。ドラグは要るのか。このドラグならどうなのか。結果は、先ず設定出来ない。量る度に違います。最後は勘です。釣っている内に、あまりにも作動しないドラグに苛立ち、少し弛めると合わせた瞬間にひっくり返りそうになりました。そして魚の口から外れたDコンタクトは背中に張り付いた訳です。安全の為にも優れたドラグシステムは必要だと痛感しました。痛かった。
フィーリングだけを信じるのか、数値だけを信じるのかと言えばフィーリングです。良いフィーリングの裏には必ず良い数値が隠れていると思います。正確に把握出来ていないだけだと思います。
何かが違う。こんな感じじゃない。分からない事ほど惹き付けられます。少しずつでも見えてくれば苛立ちが快感に変わります。あともう少し。近付いたら放り投げたくなる変な性格ですがおかげで良く見える事も有ります。ドラグシステム。面白いですね。