カーディナル3銀枠フルチューン

カーディナル3銀枠フルチューンを紹介します。内容については今更なのですが、考えてみれば余り細かく紹介した事が無かった様な気がします。では。
ラインローラーはオークションに出品している物と基本的に同じ物ですがクリアランス調整を現物に合わせていますから、よりタイトな物に仕上がっています。
目を引くスプールボタンは花梨瘤の紅白でこしらえています。テーパー角を変えてラインが巻き付く事を防ぎます。実釣で重宝します。エギングで暫く巻いてここに巻き付けていた時にはがっかりですが、このタイプにしてからはそんなトラブルは皆無です。地味なチューニングですが効果大です。
ハンドルノブは最近はあまり創ら無くなりました。難しいから(笑)デザインは純正のひねりノブに似ていますが、この形、好きです。殆ど同じですね。
後ろ巻き対策はメインシャフトを一ミリ切削し、0.5ミリのシムを二枚使っていますが、シムを偏よせたり離したりする事で調整の幅を設けています。これに伴い、ナットを薄く、ローターの中のビスも薄く削っています。当然、シャコシャコは無しです。
ピニオンギアは下部を切削しダブルベアリングとしています。難しいのは既に出来上がっているパーツを掴む事ですが、ダイヤルゲージで測りながら2/1000まで求めます。あと少し、と言う所でしくじると目眩がします。
メインギアもケースの加工によりダブルベアリングとしています。ここもダイヤルゲージです。やはり目眩がします。
ドラグにもベアリングが入り、カーボンのダブルディスクで純正の二倍の面積を確保しています。ドラグワッシャーにはフェルトを使っています。滑り出し、トルク共に良好な材だと思います。滑って貰いたい部分にはテフロンワッシャーを使っています。
ハンドルノブシャフトはアルミ7075から削り出した物です。勿論ダブルベアリングです。
以上で8個のベアリングが入っているのですが果たしてその効果は・・・・・以前、同様のチューニングを施しました方の言葉ですが、単調な巻き取り作業をとても楽しくしてくれていると言って頂きました。