カーディナル3銀枠

コンプリートです。
カーディナル3銀枠です。レアな物だと伺いますが、気にしません。嘘です、気にならない訳は無く、ネットでちらっと検索。気にしない。気にしない。
いつもなら難所から手を付けるのですが、後回しにしました。気にしているのでしょうね。
しかし、避けては行けない難所です。大丈夫です。今までに失敗した事は有りませんから、きっと今回も上手く遣れる筈。問題は有りません。先ずバイトを研ぎます。ルーペで見ながらダイヤラッパーで研ぎます。
ケースからメタルブッシュを抜き、代わりのブッシュを入れます。古い物ですので慎重に行います。無理をしてケースを壊しては大変ですので外れにくい時にはメタルブッシュを削る事も有りますが、今回はすんなりと外れてくれました。実はオリジナルモデルは簡単に外れます。ケースの寸法が復刻モデルとはほんの少し違うようです。
旋盤に固定してダイヤルゲージで振れを測定します。肝です。時間の掛かる時もあればすんなりと収まる時もあります。今回は割合早くて10分ほどで完了しました。
それからバイトをセットして切るのですが、何度遣っても緊張します。息が出来ない。ベアリングが入る孔を空けるのでは無く、ベアリング受けを入れる孔を空けます。オリジナルモデルは復刻版と違い、ケースが薄いのでベアリングが収まるに足る深さまでは切れません。最初は孔を拡げすぎての苦肉の策でしたがオリジナルモデルの加工には欠かせないやり方です。
無事に完了しました。空気が美味い。