シーズン

錦秋を誘う虫の声に渓流シーズンの終わりを感じる今日この頃。皆様、如何お過ごしですか。実釣報告です。
このまま坊主で終わりたくなかったのです。はい、川を替えました。実績のあるN川O支流へ向けてジムニを走らせました。時刻は午後二時。川を替えたからと言っても釣れるとは限らないのは重々承知はしていても何かにすがりたいのです。
午後三時を過ぎましたので入渓点を誤れば坊主は堅いですね。下見などしてはいませんが過去にはシーズン50日は通ったこの流れ。あそこしか有りません。先行者の影も形も無いのは良いのか悪いのか。きっと悪いんですよ。わかっています。このパターンで釣れた事は有るのでしょうか。有ったり無かったりですね。要するに、運任せです。
川に降りて見ると水が少ないですね。上から見た以上に少ないです。まあ、良いや。渡りやすい。
ハスルアー、スピナー、ブラウニー、ハスルアーと忙しくルアーを換えながら釣り上がりますが、本命は追いさえも無く、諦めムード満タンです。
かれこれ二時間ノーバイトで釣りを続ける事は最早、自虐と言えるでしょうか。意味も無くロングキャスト、巻き巻き巻き。ラインローラーも、新しく改造を加えたスプールも期待以上の仕事をしてくれています。そんな事でも考えていなきゃやってられません。ドラグの調子は分かりませんね。
時刻は五時。確か、この先に大場所が在った筈。ただ、上に上がる道は此処だけ。既にパックロッドはたたんでいましたので実は帰る気満タン。また、坊主かあ。次に川に来るのはいつだろ。もしかして来年。最後にもう一度だけ。
大場所です。ポイントまで20m位の位置からキャスト、キャスト、キャストを繰り返します。ノーバイトです。ルアーを新品のスプーンに交換します。これで深く探ります。少し真剣。
キャスト、コツン、うりゃ、ジッ、ジッ、巻き巻き、ジッ、巻き巻き巻きで現れた魚体はでかい。尺です。でも引きが変、尺ウグイですね。3m位まで寄せて見るとやはりウグイです。外れても良いよ。そう思った瞬間、フックアウト。超能力です。この超能力でアメゴが何故釣れないのでしょう。冗談は置き、やはり底は正解の様ですが、ポイントはもう少し上流だと判断、キャスト、ラインを張らず弛めずナチュラルドリフト、ポイントでコツンと先程よりも弱い当たりでした。尺アメゴです。