カーディナル3オリジナルモデル最終章2

カーディナル3は無事にチューニングを終えました。後は黒檀のハンドルノブの塗りが仕上がればオーナーの元に発送します。
過去にオリジナルモデルを、いわばセミチューンですね。施しましたがその時に感じた事は極めてスムーズな巻き心地のカーディナルだと言う事ですが、今回は当然その上に居てもらわないと甲斐が無い訳ですが、見事に期待に応えてくれました。
チューニングの内容はもう随分と行なってきた物です。ラインローラーからハンドルノブまでに全部で8個のベアリングを装着しています。
今までのカーディナルと比べても出色の出来と言っても良いと思います。特にどこが良いのかと聞かれても困りますが、一言で言えば高剛性かな。巻き心地もシルキーですし、巻きの軽さもかなりの物ですが、敢えて高剛性です。そして滑らかな滑り出しと粘り強いドラグシステムです。
ドラグシステムについては僕なりの簡単なチェック方法で確認しています。オモリをぶら下げてラインの出方を見るのです。出来るだけゆっくりと、そしてスムーズに出てくれるまでに沢山の材料、構造を試して今に到りました。部品点数が多い事を除けば、カーディナルにおいてこれ以上のドラグシステムを僕は知りません。大海を見た事が無いのでご容赦下さい。
黒檀のハンドルノブの仕上がりが待ち遠しいのですが、やはり難易度が高いみたいです。