尺アメゴが釣りたい

雨が降らない。
自虐的な釣りになると、薄薄、いや、はっきりとそう思っているのに何故だか儚い希望を捨てきれない馬鹿は、いそいそと出掛けるのです。
道路から見下ろしても、プラス要素は見つからない。それでもパーマークと朱点に脳味噌を占領された馬鹿は馬鹿なりにあれこれ思案して、入渓。
良い事は遡行が楽?でもなかった。苔が滑る。ルアーにも緑色の苔がまとわりついてくる。予想通り魚達の反応はイマイチなのであれこれルアーを替えて行く。
先行者は在るのか?肩に着いている魚もいる。手付かずなのか?にしては反応が悪すぎる。かと思って気を抜くとバラシ。うぅ、貴重なバイトがあぁ。悪循環から抜けだせない。何か無いのか。糸口も掴めないままかなりな距離を歩いた。悪いのは、居もしない先行者の影に腐り、雑な釣りになり、結果自分で魚達を蹴散らしてしまう。
何故か河岸を変えない。意地?いや。そろそろ釣れる。釣れていない原因は前述の通り。先行者は居ない。正確には、魚を散らしてはいない。恐らく、水に入ってはいない。アップはさっぱり。クロスはまずまず。ポイントを絞る。
でもやっぱりアップを一流し(笑)。反応無し。流れに立ち込みキャスト。きらり。おしい。タイミングがずれていた。ミノーを換える。
特にバルサに拘りが有る訳では無いのだけれど、自分の釣りに合うと言うか、欠点、弱い所を助けてくれる気がする。バルサモデル。先日、オークションで手に入れたラピッド初期モデルは、なるほどの動きをするが、復刻モデルもなかなかの物だと思う。相変わらずの癖で、手を加えてはいるが、そのクオリティーは初期モデルにも負けてはいないし、何より今の処、入手不能ではないのが良い。
鮎カラーをキャスト。知らぬ間に釣れた(笑)。
間と言う物がとても大切だと思う。その間を上手く取れるか、否かが大切なのだろうが、1日中やっていると思惑と違う時に魚が寄ってくる事も際際。所謂油断した。そんなパターンなのだが、助かるのは立ち姿と言うか、ステイ、そしてその前後、明確には区別出来ない瞬間かもしれない。その瞬間の姿勢の良いミノーに助けてもらっている私です。勿論、フォールで釣れる日もヒラウチの連続で釣れる魚も、ダートが効果的な時もあるから、ケースバイケース。それを探す事も楽しみ。出来ればもう少し早く見つけたい(笑)。
尺アメゴは次かな。