カーディナルと言うリール

短い秋はあっという間に終わりました。皆様如何お過ごしでしょうか。カーディナルの話しを少しだけ。
ラインローラーとスプールです。ラインローラーはベアリングを内蔵しています。スプールはエッジをなだらかに加工しています。話しはこの二点の性能云々ではありません。
この二点は他の方も手掛けています。立派なメーカーさんはさておき、あくまでもハンドメイド。自宅でせっせと創っている方向けの話しです。
ラインローラーは64チタンがベストだと思いますが、7075アルミに硬質メッキをやれる環境ならアルミも良いかと思いますが寸法に問題が出てきます。ベールアームより小さいプロテクトワッシャーを使う事になりますのでラインローラーの外形は大きくしても7.6ミリから7.8ミリ位に納めなければなりません。プロテクトワッシャーとのクリアランスは0.2ミリは欲しいものです。プロテクトワッシャーの内径は7.8ミリ程度で最大径は8.8ミリ程度で若干テーパーの感じ。テーパーをゼロにすればラインローラーを大きく出来ます。大きいラインローラーは魅力ですので、挑戦する事も良いかと思います。
寸法以外で気をつけて頂きたい事は各パーツの仕上がり。バリ等は勿論、鋭角を出さない様にしなければなりません。アルミパーツの場合はアルマイト前のポリッシュで丸くなりますので問題はありません。難所は64チタン、或いは純チタンの時です。一足飛びに磨こうとせずに少しずつ進めて下さい。1000から2000。そしてコンパウンドです。各工程で手を抜かない事が肝です。
スプールエッジ加工は旋盤の場合は掴む事が全てですので気長にやって下さい。僕の場合は駄目なら後ろを加工しています。切る時は少しずつ進めて下さい。強く掴めないので致し方ありません。ドリル等の場合は、やった事が無いので分かりません(笑)。
シーズンまではまだ時間が有ります。頑張って下さい。
それから、首尾良く仕上がり、実釣の際には、予備のリールをお持ち下さいませ(笑)。これ本当(笑)。