暑さ寒さも

じわりと暑さも和らいできた様に感じます。皆様如何お過ごしでしょうか。特にネタが無いので、またドラグの話しを少しだけ。
時は19XX年梅雨の晴れ間。多分6月。増水した川辺に立ち、いきなり本命ポイントにキャスト。バイト。普通のアメゴが釣れました。おかしい。まだ、戻っていないのか。下流のたるみにある一抱え程の石が目に止まりました。カレン45、今は無いですね。流行らないのでしょうか。薄っぺらなスプーンでした。それを石の直ぐ上手にダイレクトにキャスト。サミングも決まり音も無く着水。ゆらゆらと降りて行くカレン。ハンドルを回しながらロッドでカレンを引きます。ぬっ、と黒い影。トゥイッチ、バイト、合わせ、じいいい、カチカチ、合わせ、じいいい。暫しの力比べの後、37センチのアメゴを手に入れました。
この頃はカーディナルに何の不満も有りませんでした。このドラグノブはこうやって相手に合わせて使う物。ドラグの性能はダイヤルにリニアに反応するか否か。滑り出しとか、粘りとか言う言葉は有りませんでした。どの本にも良いドラグだと書いていました。
今、カーディナルのドラグシステムを弄っていますが、どうしても譲れない物が有ります。ダイヤルにリニアに反応するか否か。敢えて、マックストルクを低く設定するやりかたは本当は間違いなんだとも思っています。でも僕には37センチのアメゴを釣り上げた時のカーディナルがとても頼もしくて、誇らしかったのです。