ラインローラーのはなし

ラインローラーのはなしを少し。
弄ろうと思い始めたのは少し前、ミッチェルからカーディナルに持ち換えた時にラインローラー周りがミッチェルに負けている様な気がした時でした。
ミッチェルのそれは、僕の不確かな記憶では真鍮の削り出しにスズメッキを施した物だったと思います。カーディナルのローラーと比べて所謂、凝った造りだと感じました。
当然、カーディナルをそのまま使う訳には行かず、ミッチェルからローラーを取り外して装着!出来ませんでした。当たり前です。
今と比べれば諦めが良かったですね。暫くは大人しくそのまま使っていました。
その後色々有りましてダイワやシマノを使い、今に至っている訳ですが、カーディナルを弄る事を思い出したのはセルテートをメンテナンスした時です。
現行機種でも変わるのです。自分でベアリングやクリアランスを調整しただけで、嘘みたいに巻き心地が良くなりました。セルテートは元々良いのですが、それ以外の機種でもきちんとメンテナンスしたリールは大概滑らかになりました。
で、カーディナルですが、ベールの返りやベアリングのメンテナンス、極簡単なチューニングと言うよりメンテナンスですね。ヤフオクで復刻モデルを買ってはメンテナンスを行い、またヤフオクに出品する。改造と呼べる物はピニオンギアのダブルベアリングが最初だったと思います。
段々とエスカレートしてカーディナルに5個のベアリングを入れた物を出品しました。反響は大きく、改めてカーディナルの根強い人気に驚きました。しかし、まだラインローラーにベアリングは入りませんでした。アイデアが浮かばなかったから。5個の後、6個になり8個になるまで随分と時間が掛かったと思います。
初めてラインローラーに入ったベアリングは630サイズでした。