単純な発想

イカーディナルのドラグシステムを見ていて気が付いたのです。もう少しで三枚目が入るのにと。ダブルディスクの中に入っている0.3ミリのテフロンワッシャーを0.25ミリに変更すれば0.2ミリの余裕が生まれる訳で、今の隙間がうんぬん。ギリギリ入りそうに思えます。薄いテフロンワッシャーを切るには永尾研究所プロトタイプのバイトがとても鮮やかな仕事をしてくれます。これ抜きでは有り得なかったでしょう。トリプルドラグディスクです。1よりも2。2よりも3。当たり前ですが接触面積の増加は摩擦力の増大になり、より小さな圧力で所定のドラグ力を得られます。そして、圧力が小さい分滑り出しもよりスムーズになります。結果は予想通りでした。こう言う部分は単純な計算が成り立ちます。
トリプルディスクを引っさげ、いざ。実釣報告です。ドラグを弄った分出遅れましたので昨日のポイントには向かわず、別に目星を付けていたポイントでキャスト。さっぱりです。ベタ凪ぎの海には時折ぽちゃんと餌木の着水音がするだけで静かなものです。カリカリ音もかなり低く抑えられていますからそれはもう、静寂。次はきっとドラグ音が鳴り響く。そう信じてキャストを繰り返しましたが、周りの釣人にも当たりも無い事に遂に心が折れました。坊主です。