秋深き隣りは何をする人ぞ

夜遅くまでガレージの一角でういんういんと旋盤を回している怪しげな隣人をいぶかしんだ句でしょうか。
漸く、海の色が戻りました。かれこれ2週間以上経ちましたので、さぞ烏賊達も大きくなっている事でしょう。気になるのは気温の低下と水温の低下ですが、当地沿岸は所謂、遠浅なのです。それ故、水温が気温の影響を直ぐに受け、昨日までの爆釣が嘘の様に静まりかえる等と言った事は当たり前です。しかも、爆釣が無くても静まる事だけは有るので、何かしら今日ばかりは楽観主義の釣り人も釣行前から既に首が傾いています。
ところで、カーディナルのチューニングで後ろ巻き対策は皆さんどうされていますか。メインシャフトの切削をやれる方は全体の何割でしょうか。おそらくは一割にも満たないのではないでしょうか。後の二割の方はクランプを伸ばして、更に二割の方はワッシャーで調整でしょうか。残りの五割の内、三割位の方はそのまま後ろ巻きで使用されているのでしょう。そして最後の二割の方が初めから平行巻きの個体を幸運にも所有しているのでしょう。お勧めはやはりメインシャフトの切削です。
ここからは独り言です。マイカーディナルはクランプをあらかじめノギスで測定し、万力で一ミリ弱伸ばして、最後の微調整はローターの下にワッシャーで調整しています。お客様の物はメインシャフトを切削していますが、マイカーディナルを弄った時には旋盤等は持っていませんでした。で、どうなったかは画像を見て貰えれば一目瞭然ですが、あちこちケースに当たりまくりでクランプが細くなってしまいました。真似はしないで下さい。ローターに噛ますワッシャーも0.5ミリ位が妥当だと思います。それ以上はベールの返りに影響しますのでお勧めいたしません。
うーん、解決方法が見つかりませんね。スプールの下巻きと0.5ミリワッシャーがなかずく良い方法でしょうか。メインシャフトをお送りいただく事が最良なのですが……………
行って参りました。べた凪の海に何度となく餌木を放り込みました。静かな海、空にはキラキラお星様。坊主です。まづめに行けば良かった。また明日。