スターンドラグの優位性

実釣報告も度重なると退屈な物でしょう。しかし、今日は書きたいのでご容赦下さい。
実釣報告です。今日もベタ凪ぎ烏賊日和。そんな訳でまた、いそいそカチャカチャとテトラポットに向かいます。今日の課題は、100均エギは釣れるのか?今までの100均エギの扱いと言えば、先発切り込み隊長宜しく、行ってこい。こんな感じで哀れなものでしたが、意外と使えるのではないかと。財布に優しいエギングを目指します。ただ、より取りみどりとはいかないのが難点です。
今日は始めから最後まで100均エギで通します。いつもの場所に陣取りタックルをセットします。エギングだけではなくルアーフィッシングの良い所ですね。あっと言う間に準備完了。キャスト、先客の若者を眺めながらカウントダウンします。若者は激しくシャクリを入れてますが当たりも無い様です。で、後から来た私はアクションを地味に加えます。シャクリの幅を短く抑え、リトリーブ速度を一定に保ち、地味に曳きます。飽きる前に当たりが有りましたが、うーん、何だろ。昆布?違います小さな小さなアオリイカです。悩む事は無く、リリースします。右手30度にキャスト、地味に曳きます。くーん。先程のアオリイカより大きい、美味しそうなサイズです。きーぷ。ポイントを右に移動。
いつもの場所から30m程離れた場所に立ち、辺りの海中を確認、キャスト、カウントダウン、深く沈めてその分だけ大きくシャクリ、フォール、シャクリ、ずんっ。じいいいいー、でかい、慌ててドラグノブを+5。じいいいいー、更に+5。じい、じい、じじい、ぐんっ、ぐんっ、ぐうう、ぐう。巻き巻き巻き、ぐぅ、じい、ぐぅ、巻き巻き。重い。未だ浮いて来ません。たこ?そんな筈は?巻き、巻き、巻き、ブシュー、ブシュー、巻き巻き巻き。やばい、取り込めない。まさかこれほどの大物はまだ釣れる時期ではない。そう思ってネットもギャフも持っていない。一か八かロッドを目一杯しならせますが、治したばかりのカーディフを今度こそへし折ってしまいそう。ブシュー、ブシュー、キロを軽く超えています。ブシュー、ブシュー、ええい、黙れ。もうすぐ楽にしてやるから。ロッドを右手に、空いた左手でラインを掴み手繰ります。ええと、何ポンドだっけ。手が痛い。0.6号の細糸で手がゆで卵の様に切れそうです。それにしてもでかい。何とかゆで卵にならずに取り込めました。ビニール袋に入れて、がつん。持って帰って計量すると1.5キロでした。