オリジナルモデル

先日ヤフオクでカーディナル33オリジナルモデルを購入しました。理由は単に欲しかったのと、オリジナルモデルのチューニングノウハウを得る為です。
何も変わらないとは考えられません。早速、分解清掃、測定すると、違いますね。まず、ケースの肉厚が薄いのと、ピニオンギアとメインギアの形が微妙に違います。あとはピニオンギア下部のカラーのサイズが小さい事とローターの形が僅かですが違います。
チューニングを行う上ではケースの肉厚は厚い方が良いのですがノギスと暫くにらめっこです。
復刻モデルでは2.5mmの深さまで切っていましたがオリジナルでは強度不足です。緻密な計算等必要有りません。勘です。
結局、1.5mm切ります。勿論、勘です。
切削を行う前にバイトを良く研ぎ、高さを合わせて、治具をセットしてケースの加工を行います。全て完璧に準備していますから不安は有りません。でも、ちょっとだけ不安。
完璧に準備された道具からは完璧な仕事が生まれました。うーん、お客様のだったら良かったのにねえ。パチッと音がする程のクリアランスでベアリングが収まります。勢いに乗ってピニオンギア下部を加工します。ついでに組んでしまいます。
ベアリングのグレードは並なのですがなかなかの巻き心地です。やはりギアが肝でしょうか。だとすればこれからはオリジナルばかり買いますか。もう少し値段が落ち着いたら良いと思いますが高すぎでしょう。
オリジナルモデルが良いとは思いますが新品価格の倍近い値段が付いていたのには参りました。