2014.5.31

 すぐに夏ですね。如何お過ごしでしょう。実釣です。 
 6月の鮎漁解禁を前に、なんとかして太い流れから尺アメゴを釣り上げたいと、いつもの流れに向かいました。
 先週は良いコンディションでしたが、状況に見合ったルアーを持ってなかったので大物を手にすることはできませんでした。でも、今日はディープミノーとスプーンをどっぷりと沈めて、尺アメゴを手にする算段です。
 先週、魚たちと遊んだ瀬の下流に入り、いきなりの大場所。
 ディープミノーを結び、キャスト。沈めていく。ごっ、ごっ、よしよし。行ってる。行ってる。ぐん。アワセ。先ずはウグイ。まあ、そうそう簡単に事が運べば、面白くも御座いません。さらに上流にむけてキャスト。ごっ、ごっ。調子に乗っております。ごっ、なにやら魚がついてきています。食ってえ。願いむなしく、足元まで来て、Uーターン。
 大物が底にいることは間違いないようですが、さっきの魚は何か違う気がする。スプーンに換える。ジャーク、ジャーク、ぐん。またもやウグイ。さらに上流の落ち込み際からスプーンを沈めると、お約束の根掛かり。大場所を諦め、釣りあがる。一つ、二つとヒット。うーん。坊主よりは良いのかな。いや、今日は何としても尺を釣りたい(いつもですが(笑))。
 早いペースで釣りあがり、影を追いかけてはキャストを繰り返す。いつもよりもしぶとく粘る。同じ落ち込みを立ち位置、ラインを変えて攻める。何も出ないのは怪しいというのは昔からの持論。外れて当然。しつこく攻める。すると、細い流れの筋の小さな石の陰から、いい加減にしろと言わんばかりの勢いで23cmが出てくれた。 夏を感じる魚体に見惚れる。

影だな。だって暑いもん。本当は釣り人も影に入りたくなっているのだけど、ポイントが狭くて、魚を散らしそう。辛抱して日向から影を釣ることにする。ただ、日向は目立つ。そこで石化けの術(笑)。本当は石に寄り添い、休んでいたとか(笑)。石の陰からキャスト。うっ、少し外れた。岩盤にビビッている。微かなバイト。残念。フックを研ぎ少し間を空ける。
手前の岩盤の向こう側のフィーディングレーンを外さないように、奥の岩盤際ギリギリにキャスト。少し当たったか。ミノーがようやく泳ぐくらいの極弱いテンションで沈めていく。まだ浅い。ラインを送り込み、そして張る。クン、アワセ。ぐるんぐるんとローリングの手ごたえが伝わる。しかし、姿が見えない。岩盤の向こうに居る。ローリングしながら下っていく。姿が見えた。絶対、尺。何としても獲らなければ。意外とあっさり寄り、無事にキャッチ。ん?ネットの中を見ると妙に違う。丈を測るとちょっと足りない。漢字で書くと、一寸足りない。うーん、尺かと思ったのだがねえ。でも立派なアメゴでした。