一に場所。二に腕。三に道具。

タイトルの言葉の意味を噛みしめています。実釣報告です。
平成の蒼い夜空に浮かぶ月。愚かな釣り人たちの姿を、そして各々の想いを透かすかのような明るいお月様です。餌木が三人、生餌が二人、各々場所を取り、では。
餌木の三人は準備等すでに完了しているような物ですから、生餌の二人を横目に、キャスト。波は少し有りますが濁りも無くまずまずのコンディションです。明るい月夜ですので烏賊が浮いている事が考えられますからあまり深くは沈めず、そしてラインテンションを掛けた状態でフォール、しゃくり、フォール、しゃくりを繰り返す前にいきなり最初のフォールに喰って来ました。しかし、痛恨のバラシ。何をやってる。声に出さなくても聞こえる気がします。連日の不調から不思議な連帯感を皆が抱いている様な気がしますが気のせいでしょうか。気のせいです。
烏賊が間違いなくそこに居る。今のバラシではっきりしましたので皆のテンションは当然上がり、いつの間にか僕の正面には生餌の電気浮きがぷかり。まあいいや仲間だし。その電気浮きがすぽんと沈んだ時には流石にイラッと来ましたが、まあまあ、仲間だし。仲間だよね、奴が取り込みにもたつく隙に奴の正面右手45度にキャスト。しゃくり、しゃくり、しゃくり、がんっ、じっ、じっ、じっ、巻き巻き巻き。良型です。ざまあみろ。お月様、ごめんなさい。